ご覧のとおり、先月の月間2位だった下野紘「Soul Flag」が、内田雄馬「Rainbow」を僅か10CP差で振り切り、今年最後の月間1位を手にしました。両者V2・2着1回とここまでは並んでましたが、最終週で下野紘「Soul Flag」が3位にまでしか下がらなかったため、同点1位とはならず。内田雄馬「Rainbow」にとっては初登場4位が響いた印象ですね。そして初の週間2位を獲得した小倉唯「Destiny」が月間3位。先月の月間5位から2ランクアップしました。小野大輔「Deep & Holic」と戸松遥「Resolution」は先週の時点で150CPと並んでましたが、最終週で90CPを加算した小野大輔「Deep & Holic」が3週ながら月間4位に。戸松遥「Resolution」は蒼井翔太「Harmony」を抜いて逆転で月間5位に滑り込みました。12月は新曲が昨年より3曲少ない6曲がランクイン。有力曲が半数もあり、年明け以降どの時期まで残れるのか気になりますね。
ではこれを踏まえた上で、2019年のこむチャート年間ベストヒット10の結果を見ていきます。集計対象となったランキングは、2019年1月5日・第847回~2019年12月28日・第898回放送分のこむチャート。2019年は昨年からの継続曲10曲、新曲79曲[1月度3曲、2月度10曲、3月度5曲、4月度4曲、5月度7曲、6月度7曲、7月度8曲、8月度9曲、9月度5曲、10月度4曲、11月度11曲、12月度6曲]という、昨年よりも9曲少ない89曲がランクインしました(総曲数が90曲に満たないのは2008年以来11年ぶりとのこと)。2018年は、田村ゆかり「恋は天使のチャイムから」が年間1位を獲得しましたが、2019年はどんな曲が栄冠を掴んだのでしょうか?女性MCが井口裕香から白石晴香に交代し、元号も平成から令和に変わった今年のこむチャート。今年も最終週まで順位変動が発生した注目の最終結果は以下のようになりました!
<2019こむチャート年間ベストヒット10>
順位 |
曲名 |
アーティスト |
タイアップ |
CP
(※) |
週数 |
最高位 |
1 |
METANOIA |
水樹奈々 |
アニメ「戦姫絶唱シンフォギアXV」OP |
1130 |
14 |
V6 |
2 |
FIRE BIRD |
Roselia |
アニメ「BanG Dream! 2nd Season」IN |
1090 |
14 |
V2 |
3 |
僕らの走ってきた道は・・・ |
Aqours |
映画「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」OP |
980 |
12 |
V5 |
4 |
Stars’ Ensemble! |
夢ノ咲ドリームスターズ |
アニメ「あんさんぶるスターズ!」OP |
980 |
13 |
V3 |
5 |
SPEEDILLUSION |
神谷浩史+小野大輔 |
ラジオ「神谷浩史・小野大輔の Dear Girl~Stories~」OP |
960 |
12 |
V4 |
6 |
鼓動エスカレーション |
内田真礼 |
アニメ「ダイヤのA actⅡ」ED |
900 |
14 |
2位×3回 |
7 |
Harmony |
蒼井翔太 |
アニメ「この音止まれ!」OP |
880 |
12 |
V4 |
8 |
紅蓮華 |
LiSA |
アニメ「鬼滅の刃」OP |
880 |
13 |
V2 |
9 |
TONE |
蒼井翔太 |
アニメ「この音止まれ!」OP |
870 |
12 |
V3 |
10 |
風にふかれて |
増田俊樹 |
|
850 |
14 |
V3 |
※:”こむちゃポイント”の略。こむちゃの前身である「SOMETINGS DREAMS マルチメディアカウントダウン」・通称ドリカンの年間チャート集計の際に使用された得点加算方式による。1位を100P、2位を90P、以下順位が1つ下がる毎に10Pずつ減り、10位を10Pとして、ランクイン週数分の合計獲得ポイントで順位を決める。
というわけで、今年の曲別1位獲得回数最多のV6&今年のランクイン最多タイを記録した
水樹奈々「
METANOIA」が、
「TESTAMENT」以来となる2年ぶりの年間こむチャート制覇を手にしました!
水樹奈々はこれで
通算15回目の年間TOP10入りで、年間1位獲得は07年の「MASSIVE WONDERS」、09年の「深愛」、12年の「BRIGHT STREAM」と合わせて5回目となりました。正に”
令和になっても水樹奈々!”といった感じですね。惜しくも40CP差で届かず年間2位となったのは
Roselia「
FIRE BIRD」で、劇中歌でありながらTOP3に9週も留まるロングランを記録。バンドリ曲としては勿論のこと、ブシロードミュージック勢としても初の週間1位獲得に導きました。この2曲が1000CPを突破。奇しくもElements Gardenプロデュース曲のワン・ツーフィニッシュとなりましたね。
年間3位は1位獲得回数の差で、
Aqours「
僕らの走ってきた道は・・・」に軍配。
Aqoursはこれで1期・2期・劇場版とOP曲全てが年間TOP10入り。今年は年明けから話題を集めた印象で、上半期終了時点ではこの曲がTOPでした。今年の終盤では「ラブライブ!」の第3世代に当たる虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のTVアニメ化が発表されただけに、まだまだラブライバーによる熱い支持は続きそうです。年間4位となった夢ノ咲ドリームスターズ「Stars’ Ensemble!」はフロンティアワークス勢として初のこむチャート1位を獲得。終盤の大幅ダウンが無ければ1000CP到達も夢ではありませんでしたが、男性アーティスト曲としては今年の最高位をマーク。歌唱人数においても11ユニット37名と最多を更新したのも記憶に新しいですね。
年間5位は神谷浩史+小野大輔「SPEEDILLUSION」。昨年のMASOCHISTIC ONO BAND「Mighty Heart」に続き、両名が関わるユニットが今年も上位に名を連ねました。神谷浩史+小野大輔名義としては3回目の年間TOP10入りです。年間6位に食い込んだのは内田真礼「鼓動エスカレーション」。
Roseliaなどに初勝利のチャンスを阻まれたため今回の上位10曲の中で唯一1位を獲れませんでしたが、自己最高記録更新で初の年間TOP10入り。タイアップとリリース時期次第ではありますが、来年こそは是非とも初勝利を手に入れて欲しいですね。
年間7位は最終週まで縺れる混戦でした。発表1週前の時点ではLiSA「紅蓮華」が7位、蒼井翔太「Harmony」が8位だったんですが、最終週で蒼井翔太「Harmony」が10位に残って10CP加算したことによりLiSA「紅蓮華」と点数で並び、1位獲得回数の差で逆転。蒼井翔太「Harmony」が年間7位を掴み取りました。蒼井翔太は昨年の「Eclipse」に続く年間TOP10入り。「TONE」も年間9位にランクインで、初の同一タイアップ作品によるWランクインを達成しました。惜しくも年間8位に下がったLiSA「紅蓮華」はタイアップ作品の影響が大きかった模様。初出場となる31日放送の紅白歌合戦ではこの曲を披露するということで、瞬間的にどれだけの人が視聴するのか気になりますね。
そして今年は年間TOP10のボーダー争いが昨年以上に熾烈な展開に。昨年と比べて70CPも跳ね上がり、850CPでV3の2曲が並ぶ形となったのですが、見事滑り込みを決めたのは増田俊樹「風にふかれて」でした。自身のアーティストデビュー曲で、ノンタイアップながらトイズファクトリー勢として初の1位を獲得し、男性では斉藤壮馬に続く平成生まれ声優によるこむチャート制覇を達成。年間TOP10には届きませんでしたが、今年は内田雄馬も「Speechless」で初勝利を上げるなど、昨年に続き男性アーティストの活躍が目立ちましたね。なお次点の年間11位は井口裕香「革命前夜」。”新妻”の愛称で知られ今年3月まで10年にわたり女性としては最長の番組パーソナリティを務めた彼女でしたが、ランクイン週数の差(11週)で涙を呑みました。麻倉もも「365×LOVE」も最高2位×3回・13週ランクインの840CPで年間12位と、実に惜しかったと言わんばかりの結果。下野紘「Soul Flag」、宮野真守「アンコール」、水瀬いのり「Wonder Caravan!」がその下の810CPで、こちらもあと1歩届きませんでした。今年800CPを超えたのは以上の15曲。今回のボーダー上昇は、新曲が79曲しかなかったことで、ロングランした曲が増えたのも影響したのかもしれません(特に3月は昨年の半数にも満たない5曲しか追加されず)。所属レーベルのこむチャート初勝利も3曲あり、いずれも年間TOP10に入ったのも今年の特徴でしたね。さあ2020年はどんな楽曲がこむチャートに名乗りを挙げ、ランキングを盛り上げてくれるのでしょうか?今年も実況ツイートにコメント・リツイート・お気に入りして下さった皆様、ありがとうございました。
さて、2010年から書いてきました当ブログですが、この記事を持ちまして無期限の活動休止とさせていただきます。
歳を重ねるにつれてブログを書く体力が減って記事を間に合わせることができなかったのが増えてきたのと、自由時間の確保がいちばんの理由です。特に来年は東北の道の駅スタンプラリーの久々の参加なども考えており、以前よりもブログの作業に時間を割けなくなる可能性が高いことや、SNSの普及でブログでなくても近況などを発信できる環境にあることから、今回の苦渋の決断に至りました。私の我儘でたいへん申し訳ございませんが、ご理解いただければと思います。
今後は、ツイッターから文章を発信する形になります(フェイスブックやLINEの導入予定は今のところありません)。なおこむちゃの実況ツイートに関してですが、急病や法事など私用が無い限りは来年も引き続きやっていきますので、その時はまたよろしくお願いします。
最後に、長い間当ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございました。そして2020年以降が、素敵な年になりますように・・・。